2004シーズン 〜byタカクさん〜


すっかり忘れていました。もう始まるんですね。
というわけで、早速いってみましょう。
まずはAFCから。

千両役者と喜劇俳優


・Buffalo Bills

去年はしおしおだったビルズ。新ヘッドコーチ就任で勢いが出るかと思いましたが、ムラーキー(元ピッツバーグOC)かよ。確かに面白サーカスショーを見せてくれることは間違いないでしょう。勝利とも無縁ですが。逆にDFはCBヴィンセント、LBギルドンの加入はやはり大きい。去年もDFはよかったみたいなので、今季も期待できます。プレイオフに進むため最も大事な要素は、ムラーキーパルプンテにブレッドソーが対応できるかどうか。おそらくウェストコーストにすら対応できなかったので、無理っぽいですが。MIAと共に、コメディアンとして活躍して欲しい。


・Miami Dolphins

絶品のマイアミ劇場を堪能させてくれた昨季。今年はどんな演目かと思われましたが、プロローグに大オチを持ってくる、前衛的手法。RBリッキー引退、WRボストン今季絶望、それに輪をかけるように、TEマクマイケルの妻への暴行容疑。さすがについていけません。一体、シーズン終盤に可能な限りの不幸な事件を持ってくる、あの完璧なまでのシナリオはどこへ行ったのか・・・・はっ・・・・!?まさかっ・・・・これは、マイアミSBへの序曲、布石・・・・いつもの悲劇的終幕を前に持ってくることでの大きな発想転換・・・・栄光への布石・・・・跳べっ・・・・全てを投げ捨てて跳べっ!・・・・いや、待てよ・・・・そうだ、これは、罠・・・・マイアミが仕掛けた、壮大な罠・・・・終幕が最初に来るってのは・・・・要するにシーズン前から終わりってことだっ・・・・!カイジ風に書きましたが、今年も駄目です。


・New England Patriots

マイアミ劇場で調子を狂わされましたが、次いきましょう。昨年の王者・ペイトリオッツ。隙なし。って去年のバックスもそう書いてた気がする。でも、今年の王者は大丈夫そうです。RBディロンの加入によってランは磐石。つうかアントワン・スミスで良く勝てたな。CBタイ・ロウの残留も大きい。QBブレイディについては語るまでもなく。今現在、最も冷酷で正確なQBだと思います。更には、NFL屈指のHC陣。これで勝てなきゃおかしい。敵は慢心。それと、なんとなく加入しているCBテレル・バックリー&DTスタブルフィールドか。はっきり言って、似合わない。


・New York Jets

さて、既にもうどうでもよくなっているジェッツ。NYマーティンと言われたのも今は昔(俺しか言ってない)、中心はQBペニントン。怪我も癒え、目の上のたんこぶであったテスタヴァーディも放出されたので、今季は1年目の再現なるかどうか。その一助として、WRマケアラインズの加入は大きいには大きいのですが、いかんせん同地区の他チームと選手の差がありすぎ、勝負になるのかどうか微妙。選手の能力差が戦力の決定的な差でないことを見せ付けられるかいなか。そういう意味では、ペニントンが赤い彗星となることが必要だと思うのですが、一体何を言ってるのか自分でもさっぱりわからなくなってきたので終わりにするよ、アルテイシア



順位

1.ペイトリオッツ ブレイディにスキャンダルがなければ。あっても勝ちそうだけど。
2.マイアミ喜劇団 まあ、守備は堅いし。今年駄目ならヒゲは首でしょうな、さすがに。
3.ビルズ ムラーキーは不思議な踊りを踊った。何も起こらなかった。
4.NY.ペニントン 不幸な地区に生まれてしまいましたね。


もう何がなんだかさっぱり。


・Denver Broncos

豆鉄砲シャナハンが率いるアメリカのチベット。RBポーティスの放出とCBベイリーの加入では、差し引きで圧倒的にマイナスだと思うのですが、まあRBがぽろぽろ落ちてる土地柄なので、なんとかなるでしょう。注目は新加入のSリンチ。TBで散々暴力をふるいすぎて、村八分にされた模様です。今年もあの殺人タックルは飛び出すか。微妙に衰えてますが、そもそもあのタックルは衰えとかそういう問題ではなく、むしろ人を殺めることができるかどうかという人間としての一線の問題だという気もします。更に、QBプラマーが実に俺好みの選手であることが発覚したので、安定感を増した昨季以上の活躍を期待。まあ、プレイオフでは強敵目白押しですが。


・Kansas City Chiefs

最強の矛と矛を素っ裸の人間が撃ち合うとどうなるか、という単純明快な質問に回答を与えてくれた昨プレイオフ。答えは、二人とも怪我する、でした。コルツ相手にアメフトとは思えない殴り合いを展開、そして惨敗というヴァーミールらしい壮絶な死を遂げた昨季。選手の流出はなく、殺人OFは健在。後は守備をどうするか、に全てがかかってくると思うのですが、良く見積もって中の下というところでしょう。要するに、勝つためには相手をハイパワーOFで殴り殺すしかないのですが、いかんせん同じ芸風のINDがいる限り、難しいでしょう。とてもグリーンがマニングより上だとは思えない。ダンテ・ホールのリターンだけが目当て、というシーズンにならないように祈るのみ。


・Oakland Raiders

飛躍から一転、昨季の崩壊っぷりは笑いを通りこしてホラーでした。今年は、功労者WR T・ブラウン、RBガーナーの放出、サップ、コリンズ、ワシントン、ブキャナンの補強など、大鉈を振るいました。というか、毎年なんですけど。未だにここのサラリーキャップの算出方法だけ計算式が違うような気がしてならない。監督もノーヴ・ターナー就任。こいつは一体何なのか。今季もよくわからないチームになることは必然ですが、正QBがコリンズがなるにせよ、ギャノンがなるにせよ、OFを一昨年の状態に戻す事はほぼ不可能。そして吼えるアル・デイヴィス。シーズン後に千葉ロッテ・マリーンズと合併というところがシナリオとしては最有力視されております。


・San Diego Chargers

昨年見事に崩壊したネアンデルタールチーム。あの成績で首にならないショッテンハイマーは、MIAのウォンステッドと共に不死族の一員であることは間違いないでしょう。戦力的には、今季も光明はありません。判断が悪い、肩が弱い、足が遅い、と三拍子揃ったQBブリーズの後釜にマニング弟を指名するも、江川ばりの拒否をされ、沈没。唯一の期待は今年もゴムマリRBラディニアン・トムリンソンに託されることになりました。かと言って、RB一人で勝ち進めるほどフットボールは単純なわけではなく。今年もAFC随一のドアマットとして、みなの「下に」君臨する事は間違いないでしょう。というか、ショッテンハイマーだとかトムリンソンだとか変な名前が多いのがそもそもの間違い。



順位

1.ブロンコス ポーティスの穴が埋まらないなら、埋まらないなりにやり方がある。
2.チーフス そうは言ってもあのカミカゼOFは中々止められない。
3.ならず者 合併相手はシダックスでも可。
4.チャージャーズ どう考えても無理。勝つためには、天佑神助が必要。


今年は一人勝ちでしょうかね。


・Houston Texans

昨年はプレビュウを一行で済ませてしまったテキサンズ。エクスパンション3年目を迎えた今季も、ディビット・カー以外に話題があるかといえばそんなこともなく。ただ、去年何度かテレビで見て、御婦人方が卒倒しそうなほどの被サック数を受けながら立ち上がるカーには、技術以上のもの、たとえばリーダーシップとかマゾ心とかを感じたのも確か。HCケイパーズは順調にチーム作りを続けていると思います。戦力的には今ひとつながら、それなりに相手になるのではないでしょうか。うわー、やっぱり、話題がない。ヤオ・ミンとかしか思い浮かばない。


・Indianapolis Colts

ベリチックの電波攻撃で狂わされたマニングの精密機器。今年は復讐に燃えていることでしょう。戦力的な上積みはないので、今年もインディ・トリプレッツの出来次第というところでしょうか。裏を返せば、3人のうち一人でも欠けると、その時点でゲームオーバー。特にマニングが壊れた時には、プレイオフすら危うくなるでしょう。誰だよ控えのストークリーって。また、昨チャンピオンシップでベリチックがマニングを事実上「壊した」ようなやり方を、他チームも考えてくるのではないでしょうか。ま、それができるのはNEだけって話もあるのですが。他チームには無理。MIAとか絶対無理。NEの壁を越えることができるかが、焦点というシーズンになりそうです。


・Jacksonville Jaguars

長年フランチャイズQBとして支えたブルネルを放出、新しくタクトを振るうのはTEみたいな体つきのレフトウィッチ。彼の将来性はともかく、閉塞感が漂っていたOFのためには、悪くない選択だと思います。RBテイラーがすごいのはわかるんですが、今年が休みの年か働く年かどうかは誰にもわかりません。HCジャック・デルリオの名前以外にはあんまり興味がないので、ここらへんで切り上げたいと思います。そこそこ勝ってそこそこ負けるんじゃないでしょうか。


・Tennessee Titans

遂に去ったRBエディ・ジョージ。「倒れるだけで1ヤード」の男が、ほんとに倒れるだけになってしまったのでやむを得ないでしょう。更には、TEワイチェクの引退。両方とも代わりはいないっぽい。更には、WRマケァラインズも離脱。DFに目を向けると、DEカースの離脱もあり、こちらも下降気味。QBマクネアにかかる負担は、マリナーズイチロー以上のものになることでしょう。だが、そこは魂のチームTEN。フィッシャーHCが気合を一つ入れるだけで、何故か勝ち進んでいくという説明のつかないチームスタイルなので、うやむやのうちに勝ち進んでいくのではないでしょうか。それよりも、TENNESSEEって単語が同じ文字連続してばっかで書きにくいことに初めて気付きました。



順位

1.コルツ 今年はプレイオフに照準を合わせるチーム作りが可能。他、弱いし。
2.タイタンズ 毎年プレイオフに照準を合わせてる。そこまで辿り着けない可能性も結構高い。
3.テキサンズ しかし、鬱病とかにならんのかね、あんなにサックばっかりされて。
4.ジャガーズ レフトウィッチなのか、レフトウィックなのかはっきりして欲しい。


他の地区に影響を与えることはないでしょう。


・Baltimore Ravens

犯罪者集団、ボルチモア。昨年の2000ヤードラッシャーが今年は捕まりました。こんだけ金貰っててコカイン売買する必要が全くわかりません。無類の売買マニアなのでしょう。彼がいないとなると、必然的にQBのパスが増えるわけですが、先発は「あの」カイル・ボウラー。昨年何度か見ましたが、パニック障害をもってるんじゃないかと思うほどの狼狽ぶり。はっきり言ってプロのレベルに達してません。では、代わりは誰かとなると、ああああああ、コーデル様だ!HCビリックはシーズン中盤に決断を迫られることでしょう。将来性のあるのかないのかよくわからないQBにするか、それとも将来性はとうに燃え尽きてるのに未だに若手気分の抜けない浮かれQBにするのか・・・・。要するに昨プレイオフで堅実にプレイしたQBライトの復帰待ちになるでしょう。それまでは、最強悪人レイ・ルイスによる退歩戦術。モスクワ炎上。


・Cincinnati Bengals

昨年、一番のサプラァーイズ(輿亮風)だったチーム。負け犬チームを復活させたHCマーヴィン・ルイスは中々にお見事。称賛されるべき仕事といえるでしょう。さて、今年の目玉はなんと言っても、稀代の大器(といわれる)QBパーマーの先発。前評判は高いですが、本番でどうなるのか一番わからないポジションなのがQB。ペイトン・マニングになるのか、リック・マイアーになるのかは彼次第でしょう。万が一後者になった場合も、百戦錬磨のキトナが控えているので、RBデイロンが抜けたという穴はあっても、プレイオフ戦線には確実に絡んでくるでしょう。


・Cleveland Browns

一昨シーズンのサプライズは昨年、見事に崩壊。カウチとホルコムというレベルの低い争いをいつまでもやってるからです。今年は、カウチ放出、SFからガルシア獲得という荒療治。効果があるのかどうかは微妙。大勢には影響ないでしょう。しかし、他の地区だったら早々にプレイオフ戦線から脱落する戦力ですが、ここはAFC北。NFL最弱地区。五分五分くらいで勝ちを拾っていけば、チャンスが出てくる、というのが怖い所。他に書くことはあまりないです。どこだよ、クリーブランドって。


・Pittsburgh Steelers

さあ、やってまいりました我らが(というか我が)屑鉄集団。去年優勝と書いて大恥掻かされました。あまり、チームの好みを押し出すと駄目なようです。去年悪かったのは、全部、と言いたいところですが、一番の原因はOFの不調。QBマドックスのせい、ではなく、すかすかのうっかりOLだったと思います。RBステイリーも獲得した事だし、なんとかしたい。なんとかなれ。DFはルボウがDCとして復帰。今更ブリッツバーグ、という気がしないでもないですし、LBギルドン放出で機能する気が全くしないのですが、そこは気合とかでカバー。WRバレスが失踪したりとあんまり明るい話題もないですが、まあこういうチームなんでしょう。ただ、OCムラーキーの放出はヒット。



順位

1.ベンガルズ パーマーがうまくいけば、トップ。ならなくてもWC争いか。
2.入れ墨者たち コーデル様が試合に出なければ。出たときは、終わりの鐘が鳴り響くでしょう。
3.スティーラーズ 頼むからクリーブランドよりは上にいってくれ。しかし、アゴの監督はなんで首にならないんだろう。
4.ブラウンズ WRノースカットに触れるの忘れてたけど、まあいいか。



レイオフ進出チームは、

ベンガルズ、コルツ、ブロンコスペイトリオッツ、チーフス、タイタンズ

◎はペイトリオッツ、〇はブロンコス、△はコルツ、でしょうかね。

で、勝つのはブロンコス、ですかね。



NFL Preview 2004 NFC


混沌のNFC
色々面白い事になってますね。

こええ地区。


・Dallas Cowboys

再建の年、と思いきや、いきなりのプレイオフ進出で周囲の度肝を抜いたマグロ親父。よくぞあの面子で10勝もしたものです。頼みのDFでの流出はほぼなく、RBをハンブリックからエディ・ジョージに、QBをQ・カーターからテスタヴァーディに、WRをギャロウェイからキーションに代えました。よくよく考えるとプラスかマイナスかよくわかりませんが(特にQB)、今年も争いに加わってくることは間違いないでしょう。去年はプレイオフでさすがに力つきましたが、選手に自信が芽生えた今、何が起こっても不思議じゃありません。それよりも気になるのは、ドラフトでヤンキースから獲ったQBヘンソン。そんなに野球好きならやらせてやれよ。


・New York Giants

去年、俺を裏切ったチームのうちの1つ。HCに鬼軍曹を入れ、QBも変えて再出発。ですが、ワーナーか。失礼ながら、もうワーナーは「終わった」選手だと思っているので、彼に頼るのは危険。ドラフトのマニング弟を育てるシーズンとしたほうが、長期的に見て良いかもしれない。今年は再建でしょう。TEのショッキーが罰金年間10万ドルを越えてくれれば、食欲旺盛な子供も、少し胃の痛いパパも大満足というシーズンでしょう。どういうシーズンだ。


Philadelphia Eagles

往年のビルズを思わせるような勝負弱さを見せているイーグルス。毎年ラストチャンスと言われながら、今年こそ本当にラストです。WRオーウェンスの獲得は最大のヒット。頭悪いけど、頼りにはなります。ピンクストンよりは。DEにカースもいれて守備も安定と思いきや、ヴィンセント、テイラーとセカンダリーがごっそり抜け、一層不安定に。まあ、誰をそろえようが、結局このチームはQBマクナァブの出来次第。そろそろ何かを成し遂げないと、アキリ・スミスみたいなことに・・・・はさすがにないか。とりあえず、がんばれ。


・Washington Redskins

毎年のお笑いチームも、今年は亡霊ジョー・ギブスがHCに就任して多少は雰囲気が締まりました。まだ生きてたのか。結果はともかく、おもしろいシーズンにはなりそうです。RBポーティスが最大の話題となることは間違いないでしょう。そして、おそらくQBも最大の物議をかもすポジションに。ラムジーとブルネルって。死ねというのか。絞殺か薬殺か、ギブスには一応選択肢は与えられているようですが。今年は、ないですね。来年以降。まともなQBとってからの話。それとスナイダーは早く死ね。



1.イーグルス なんだかんだ言って、まともにパス取れるやつが入ったのはでかい。
2.カウボーイズ キーションとオーウェンスの舌戦なんてのが一番面白いんだけどな。
3.レッドスキンズ ポーティスが1500は堅いでしょう。でも、このチームのユニフォームの色が嫌い。じじくせえ。
4.どうにもこうにも ワーナーがおそらくはPTFDに。PTSD?あれ?どっちだっけ。


いまいち。


・Arizona Cardinals

成績的には低調に終わりましたが、MINを地獄に突き落とすなど、中々頑張っていた昨年。プレイオフに導くのには定評のある(そこまでだけど)デニス・グリーンをHCに招聘。ていうか、MINで地獄に落とされた張本人じゃないか。いいのか、グリーン。QBマカウンは課題がまだたくさんあるものの、昨年少し見た限りでは、悪くないです。このまま伸びれば、使い物になるでしょう。石塚さん一押しのQBショーン・キングも地味に加入。出るかどうかは微妙ですが。地区内において、昨年までの「全く勝負にならない」という戦力差はなく、うまくやれば最終週くらいまで闘える可能性はけっこうあるのではないかと。


・ST.Louis Rams

昨季は、12勝もして予想外に強かった、というのが正直な感想。今季はどうか、と問われれば、答えはノー。WR、RBに鬼たちがまだ控えているのですが、QBバルジャーがいまいち信用できない。コントロールもいいし、中々に冷静なのですが、一番やってはいけない場面でやってしまう、というQBとしては致命的な病(コリンズ、テスタヴァーディなどが代表的な症例)にかかりつつあるのではないかと。病名は、イヴァン・カンポ病。MIAのようにチームとしてかかるともう死を待つのみです。バルジャーは定期的な通院と医師(チャンドラー)の助言を聞くことが大切になってきます。DFはDEウィストロムの離脱が実に痛い。よくてプレイオフ、というところでしょうか。


・San Francisco 49ers

遂に、遂に、再建期に入ってしまった黄金の軍団。ガルシア、オーウェンス、ハースト、ストリーツと要中の要を放出。見ているこっちが頭を抱えてしまうような布陣。これで勝てたら、逆に八百長を疑いたくなってしまう。今年は他チームからのレイプに苦しむことになると思うので、裁判沙汰にもちこもうとしたりせず、おとなしく泣き寝入りを決め込み、忘れてしまうのが一番です。


・Seattle Seahawks

躍進を見せ、プレイオフでも中々の戦い振りを見せたシアトル。HCホルムグレンも今年は狙っているでしょう。だが、なぜか惹かれない。QBハッセルベックは中々優秀、RBアレグザンダーも走るし、WRもそれなり。DFの面子を見渡しても、穴といった穴が見当たらないのですが、逆にどこがストロングポイントなのかよくわからない。バランスは良いのだが、それが逆に仇になっているというか。友達ならいいけど恋人にはね、と月並みな常套句で断られそうな感じのチームスタイル。シーズンを通して、例えばリターンでもいいから、これといった勝負できるポイントを作れれば、上に進めるかもしれません。プレイオフはとりあえず堅い。



1.シーホークス まあ勝ち上がっては来るでしょう。他、いないし。
2.ラムズ 俺、このチーム嫌いなんだ、今気づいた。
3.カーディナルス エミット・スミスはいつまでしがみつくんだろう。
4.49ers さすがに無理。HCエリクソンの人格崩壊。


今年はヴィックが最後までいるのかしら。


・Atlanta Falcons

ヴィックがいれば勝てると書いたのですが、見事にいなくなってしまい、去年は散々。新HCにジム・モーラ・ジュニア・・・・って、あのおっさん辞めたのか、知らなかった。戦力的にはプラスとマイナスがいくつかありましたが、このチームにはあんまり関係ありません。焦点はヴィックが出ているか、いないか。最も戦術的なスポーツで、まさか個人の出欠という草野球並のファクターで勝敗が左右されるのはいかがなものかと思わずにはいられませんが、事実なのでしょうがありません。俺としても、去年あまり見る事ができなかったので、今年は彼の無茶苦茶っぷりを堪能したいと思います。常人より、関節とか一つくらい多そう。


・Carolina Panthers

あれよあれよと言う間にSBまで進出してしまいました。今年はフロックでないことを証明する必要があります。特にQBデロウム。こいつが本物なのかいまいち判断できないのです。昨プレイオフで見られた、追い込まれた時の反発力は尋常ではありませんでしたが、常時それを出せるかどうか。ただ、チーム的には守備がメインなので、鬼のDLを中心とし、手薄なセカンダリーをCBマニング別人が支えれば、RBのボールコントロールで自然と勝ち星は増えていくでしょう。致命的なミスをQBがしなければ。


・New Orleans Saints

あまり語るべき事がなかった昨年。今年も同様にあまり言うことがない。プレイオフ争いには絡むでしょうが、それ以上に行くことはないでしょう。以上。


・Tampa Bay Buccaneers

穴がないと評した俺の目が節穴だったようです。まさかの内紛で低調なシーズン。予想できるか、そんなん。キーション、サップ、リンチなど癖のありそうなのを放出して、グルーデン色を強くしました。周りを見渡すと忠誠度低そうな奴はいないので、もう内紛はないかと。ただ、それで勝てるかと言ったらまた微妙。いくら叛乱ばかりおこしても、呂布がいるといないとじゃ大違いなのです。虎牢関は守れないのです。粒は揃ってますが、アクはない。今年はそれほど期待できません。



1.ファルコンズ ヴィックが健康だと仮定して。シンナーとか吸って学校休みがちになると順位表逆転。
2.パンサーズ デロウム次第で1位も可能。あの守備ならプレイオフは堅いでしょう。
3.タンパ この辺かな、と。ガーナー獲得で大喜びしてるようじゃ。
4.セインツ んー、何もない。本当に何もない。


意味合い的にはAFC北とさほど変わらない。


・Chicago Bears

予想通りのシーズンを送ってくれたアーラッカーズ。分不相応にコーデル様を使おうなんて思うから、こうなるんです。コーデル様を使うには、1、多少の致命的ミスをカバーできるだけのチーム力 2、あまり考えさせ過ぎないような適度に脆いOL 3、コーチが怖くない と最低でもこの3つの条件をクリアしなければいけないのです。シカゴでは難しい。と、なぜかコーデル様について熱く語ってしまったわけですが、あまり興味がないのでやむを得ません。シカゴあたりには、出身不明のQBグロスマンくらいがちょうどいいのではないでしょうか。一体、誰なんだ。白人か黒人か。まあ、どちらにしても大勢に影響はないでしょう。今年もアーラッカー一本になると思います。


・Detroit Lions

「役者が揃った」とタッチダウン誌にはかかれていますが、とてもそうは思えない陣容。QBハリントンはあまり評価できず、RBに至っては名前すら聞いた事がなく(ピナーって。)、WRの核はストリーツ。ストリーツか。DFがいいのかと思えば、強みになるのはマリオン、ブライがいるセカンダリーだけで、他は評価するに値せず。となると、マリウーチの肥満っぷりしか注目できる点はなく、一体何を食ったらそんなに太れるのか、肉か魚かおしるこか、いいえ甘い者は別腹、むしろ私にとってはベル薔薇、今年もプレイオフは難しいんじゃなくて、アンドレ


・Green Bay Packers

鉄人、今年もやります。去年は父の死を糧にして、最終盤の火事場の糞力を発揮。そのままスーパーまで駆け上がろうとした所を、シンデレラに胸倉つかまれて階段の下に引き摺り下ろされました。今年も大して戦力に変化はなく、重厚なランアタックと鉄人次第です。レシーバー陣がちと不安ではありますが、これだけのRB陣を揃えていれば、さほどパスを投げる必要もないかと。インパクトにかけることは確かですが、NFCだったら、頂点まで駆け上がる可能性もないことはない。ん?ギルバート・ブラウン解雇?あの体で次の仕事は・・・・。


・Minnesota Vikings

MIAのお株を奪うような負け方で、大いに(俺を)沸かせてくれた紫色の人たち。今年はどんな演目を持ってくるのか、今から楽しみでなりません。おおむね、崩壊するチームというのは、OFだけがりがり進むとかDFだけ鬼のように堅いとか、アンバランスな戦力のことが多いのですが、今年のMINも随分と食指をそそる不均衡っぷり。当然、OF偏重。毎年のことではあるのだけれど。ほぼ反則に近いポートボールパスを繰り出していけば、早々大きく負けることはないはず。それよりも話題はやはり、ブロック・レスナー。説明すると、最近までプロレスラー。モノになるかどうかは微妙ですが、普通とは逆の挑戦なので、中々興味深いです。まあ、ドラッグテストに引っ掛かってアウト、というのが妥当なシナリオでしょうか。



1.パッカーズ まあ勝つでしょうねえ。骨折しても出る人がQBだし。
2.ヴァイキングス んー、OFはNFCでも1、2を争うのでは。でも、それだけ。AFCと比べると論外。
3.ベアーズ 話題、なし。
4.ライオンズ 大きくなったら、ボク、ライオンになるんだっ!



レイオフ進出チームは、

パッカーズファルコンズシーホークスイーグルスカウボーイズ、パンサーズ

◎はイーグルス、〇はパンサーズ、△はファルコンズ

ヴィックが健康なら、決勝をイーグルスと。

SBにはファルコンズが。うえぇ、まじかよ。