Week1:SDチャージャーズ 27-0 OAKレイダーズ 実況:曽根アナ、解説:河口正史

 今季最初のマンデーナイトだったわけですが、なんでこのカードを持ってきちゃったかというくらい、一方的な試合。こういう試合はもう放送枠1時間半くらいでいいんではないでしょうか。いきなり「レイダーズ今季もダメか」とか書かれてるし。このTSP SPORTSというサイトはたまに酷いです。

  • フィリップ・リヴァース(SD/QB)

 3年目にして初先発。一応結果出していたドリュー・ブリーズを追い出してまで起用するほどの素質というのはどの程度のもんかと、見ていたんですが最後まで見てもどの程度かは分かりませんでした。結局、パス投げたのはわずか11回(8回成功)、それも半分はRBへのパス。愛情なのか、信用してないだけなのかは知りませんが、ここまで徹底して固いプレイコールでは誰がQBやってもたいして違いません。このガチガチプレイコールで最後まで行くわけにはいかないんですから、もうちょっと投げさせればいいのに。いや、マーティ・ショッテンハイマーHCは最後まで行くつもりかもしれないですけど。

  • ラディニアン・トムリンソン(SD/RB)

 2Q早々で100yラッシュ達成とか、最初から働きすぎ。今年もFBロレンゾ・ニールの力を借りて走りまくりそうです。レシーバとしてもリヴァースを大いに助けることでしょう。

  • エリック・パーカー(SD/WR)

 やたらとリバースしてた人。結局ボール持ったのは最初の1回だけであとは全部フェイクだったんですが、それがかなりゲインしたのと、直後に今度はファンブルしたのとで、印象に残ってます。リバースフェイク、流行らせようとしてるんでしょうか。

  • キーナン・マカーデル(SD/WR)

 NFL16年目、今年36歳を迎えた大ベテラン。そんな年でしたかマカーデル。同期で現役やってるのはブレット・ファーヴだけとのことですが、スムースな動きで相手CBを翻弄してみせたり、まだまだ元気なおじちゃん。

  • ショーン・メリマン(SD/LB)

 昨年の守備新人王は今年もいきなり3サックと凶悪。スピード、パワー、テクニック、全て備えたパスラッシュで、OAKのざる豆腐OLを粉々にして豆乳に戻してやってました。メリマンに限らず、この試合のSD守備のパスラッシュは凄まじかった。

 凄まじいことになっちゃった被害者。開幕戦から7サック喰らってベンチに下げられる新エースQB。これ以上サック喰らったら死ぬと思って下げられたのかもしれませんが、精神的にはもう十分に瀕死。これだけサック喰らった原因のほとんどはあまりにも脆いOLのせい(リリーフしたQBも2サック貰ってるし)ですが、スクランブルする足はあってもポケット内の機動力には活かせないブルックスにも多少問題あり。あと、レシーバ探せないなら、もう最初からずっとランディ・モスのことだけ見てたらいいんじゃないですか。他のレシーバに投げても落球するだけみたいですし、モスなら髪の毛はみ出てて見つけやすいですし。

  • ランディ・モス(OAK/WR)

 今年からオフェンスリーダーに任命されたということで、前半にはOLに檄を飛ばす場面などリーダーっぽい姿も見られましたが、最終的にはいつものように不貞腐れてました。

  • ナムディ・アソムーア(OAK/CB)

 SDのKネイト・キーディングがせっかくFG外してくれたというのに、そこにアックスボンバーかまして台無しにしたハードヒットバカ。ダーティとバカは違うってことを指導しておいてください。

 今年のハーフタイムのコーナー担当。「しびれる〜!」という声の大きさにビクッとした。

  • ロバート・ギャザーズ(CIN/DE)

 他試合の結果ダイジェストで出てきただけなんですが。KCのQBトレント・グリーンがスライディングしてるところにヒットかまして脳震盪退場に追い込んだ犯人。よりによって、昨季エースQBを殺られた悲劇を経験してるCINの選手がこういうことやるとはね。